Last Updated on 2022年8月12日 by 補聴器専門店ミラックス
補聴器の保証や保険について
補聴器のご相談で、保険や保証に関するお問い合わせが結構あります。今回は補聴器に掛けることができる保険があるのか、また、メーカーの保証内容と期間はどのくらいなのかを掘り下げてみたいと思います。
保険
補聴器は、健康保険や医療保険、介護保険などの適用はありません。また、動産総合保険※も適用外となっている保険会社がほとんどのようです。ただし、身体障がい者(聴覚)の障がい者手帳があれば、障害者総合支援法の福祉サービスを受けることができます。障がい者手帳の申請は、お住いの自治体の福祉課に問い合わせてください。
その他にも、18歳未満の軽度・中等度難聴児に対して、補聴器購入費補助事業の助成制度があります。申請は、お住いの自治体の福祉課にお問い合わせください。
また、2018年には、「補聴器適合に関する診療提供書(2018)」を活用することにより、医療費控除を受けられるようになりました。
※動産総合保険とは、事業用の什器・備品、機械、器具、商品または個人所有のカメラ、楽器などの動産を対象とした総合保険です。運送中や使用中の破損や盗難など、偶然な事故による損害を補償するものです。
保証
補聴器には、メーカーの保証があるのが一般的です。ほとんどのデジタル補聴器に2年間の保証期間が設けられています。アナログ補聴器やポケット型補聴器の場合は、1年間の保証機関であることが多いようです。保証内容は、期間内の自然故障となっていますので、家電製品などの保証と同じイメージで良いと思います。
また、一部のメーカーでは「紛失・破損」保証を設けているところもあります。これは、警察署に紛失届を提出し、その受理番号を販売店経由でメーカーに申請することで保証を受けることが可能になります。また、踏んづけてしまったり、犬に噛まれてしまった場合などは、補聴器の残骸があれば対象になるようです。
上位クラスほどそれらの保証は手厚くなっており、3年保証が付いている機種もあります。
ちなみに、GNリサウンド補聴器では、有料オプションとして保証期間を1年延ばすことが可能です。もともとほとんどの機種に紛失・破損保証が付いているのがGNリサウンドの特長ですが、心配な方は、保証期間、保証回数をプラスするのも良いでしょう。
メーカーの保証について
まとめ
補聴器は高額なものの割には保険の適用がありません。メーカーの保証制度はどこも同じようですが、破損・紛失保証には、メーカーで差がありますので確認すると良いでしょう。