低価格充電式デジタル補聴器3選

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Last Updated on 2022年4月8日 by 補聴器専門店ミラックス

低価格充電式デジタル補聴器3選

 充電式補聴器が発売されて丸4年。各メーカー、ラインナップも充実してきました。

かつては、ハイブリッドタイプのZパワーとリチウムイオン電池の2種類がありましたが、Zパワー電池は接触トラブルが多く、各メーカー積極的には販売していないので、現状ではリチウムイオン電池一択になっています。

2021年になると、主要なメーカーすべてから充電式が発売され、充電式が当たり前になってきました。

 充電式補聴器は、本体とは別に充電器を購入する必要があるため、どうしてもトータルの価格が高くなってしまいます。発売当初は本体価格も高かったこともあり、両耳で60万円近くするのが普通でした。

最近では、性能を抑えたモデルも発売されており、価格も安く、お求めやすくなってきました。

 

充電式補聴器の基本情報

 電池交換が不要な充電式はとても便利です。

ここで、リチウムイオン電池搭載、充電式補聴器の基本情報をおさらいしておきましょう。

 

 発売からしばらくは耳掛け型だけでしたが、2020年にスターキー補聴器から充電式耳穴型が発売されました。充電方式は接触型と非接触型があり、接触型は本体から端子が出ているタイプ、非接触型は置くだけで充電が可能なタイプとなっています。

短時間の急速充電が可能で、30分の充電時間で5~6時間の連続使用が可能です。フル充電は3~4時間で連続使用時間が19~30時間と、メーカー、モデルによって差があります。

電池タイプの補聴器と音質や性能は変わらないので、価格は電池代と充電器代が上乗せされるだけとなります。

最新版の充電式補聴器徹底比較はコチラ

標準価格帯と低価格帯の補聴器の違い

標準価格帯の補聴器

 最新式のデジタル補聴器は各メーカー、スタンダードモデルで両耳価格40万円~50万円くらいに設定されています。この価格帯は主に、チャンネル数、オートマチック機能、雑音抑制機能が下位モデルよりも優れています。

 

チャンネル数

チャンネル数が多いとそれだけ音質は良くなり、調整も細かくできます。また、雑音抑制やマイク指向性の処理もより細かく行うことができます。

 

オートマチック機能

オートマチック機能は周囲の環境音や会話音、雑音の種類を補聴器が認識して、ユーザーにとって最適な音量や音質に自動で変えてくれる機能です。

 

雑音抑制機能

雑音抑制機能は周囲の雑音を抑える強さが3段階以上あり、そのほか、雑音を最大6種類に分け、それぞれの雑音を認識して自動で抑制し、会話の聞こえを改善します。

 

低価格帯の補聴器

 最新式の補聴器であっても、機能を制限してリリースされた下位クラスのモデルがあります。これらはチャンネル数が少なく、オートマチック機能は付いていないケースが多く、雑音抑制機能も強さは選ぶことができない仕様となっています。

それでも、充電式補聴器はここ最近2~3年に発売されたモデルが中心なので、基本性能は高いです。

今回は、充電器込み、両耳価格で40万円以下の充電式補聴器をご紹介します。

安くて高性能充電式補聴器3選!

GNリサウンド・リサウンド ワン

 

リサウンド・ワン

オーガニックヒアリング

フル充電で30時間の連続使用が可能な最新モデル。ブルートゥース対応なのでテレビやスマホなどとの連携が簡単に行える。

本体価格:片耳160,000円、充電器価格:33,000円(税込)

合計価格:353,000円(税込)

充電器は非接触型で蓄電ケースも兼ねており、3回のフル充電が可能。そのほか、蓄電機能がない簡易充電器19,800円(税込)も選択できる。

※この価格帯で1年以内の紛失保証が付いている。


シグニア・チャージ&ゴー1X

フル充電で23時間の連続使用が可能。ブルートゥース対応なのでテレビやスマホなどとの連携が簡単に行える。

最新チップを搭載した下位モデルで、機能は制限されるが基本性能を重視したモデル。

本体価格:片耳150,000円、充電器価格:44,000円(税込)

合計価格:194,000円(税込)

充電器は非接触型で、ケースは別になっており、充電器のみの使用となる。


シグニア・スタイレット1X

 

ケースの入ったスタイレットX

フル充電で19時間の連続使用が可能。ブルートゥース対応

最新チップを搭載した下位モデルで、機能は制限されるが基本性能を重視したモデル。

補聴器本体が縦に長く、耳の後ろに隠れるようなデザインとなっている。

本体価格:片耳150,000円、充電器価格:44,000円(税込)

合計価格:194,000円(税込)

充電器は接触型で蓄電ケースも兼ねており、3回のフル充電が可能。

まとめ

 補聴器は、基本的に両耳にするものなのでどうしてもコストがかかってしまいます。だからといって聞こえの問題をそのままにしておくのは、認知症の発症リスクにも関係してくるので放ってはおけない問題です。スタンダードクラスの補聴器と比べると性能は落ちますが、基本性能を重視した補聴器で聞こえの改善を目指してみてはいかがでしょうか。

充電式なら電池交換が不要ですし、汗などの水分や湿気が補聴器内部に入りにくい設計となっているため、電池式よりも故障が少ないです。補聴器の購入を検討されているのであれば、充電式も候補の一つにしてみてはいかがでしょうか。

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