高いデジタル補聴器と安いデジタル補聴器の違い

耳掛け型と耳あな型のイラスト

Last Updated on 2020年12月29日 by 補聴器専門店ミラックス

高いデジタル補聴器と安いデジタル補聴器の違い

 50万円の補聴器と10万円の補聴器、一体どこがどう違うのか。補聴器の購入を検討するときに誰しもが思う最大の疑問です。基本的に耳穴も耳かけも中身は同じなので、聞いてみないことにはその違いはわかりません。

 補聴器のカタログには、いろいろな機能の説明が記載されていますが、素人にわかるはずもなく、説明の意味があまりないのが実情です。

 そこで、今回は、補聴器の高い、安いを簡単にイメージしやすいように説明をしてみたいと思います。補聴器購入の参考にしていただければと思います。

自動車で例えると

 補聴器を自動車に例えるならば、50万円の補聴器が高級車で、10万円の補聴器が軽自動車、そして、20万円前後の補聴器が、一番人気のコンパクトカーといったところでしょうか。

 高級車は、乗り心地や車内の静かさなどの快適性に優れています。軽自動車は、維持費の安さが最大の魅力となっています。そして、コンパクトカーは、軽自動車にはないパワーと安全性がその魅力です。

 これを、補聴器に置き換えてみるならば、50万円の補聴器は、雑音が少なく、環境に応じて自動で音が変化する快適性が高い補聴器であり、10万円の補聴器は、基本性能を備えた価格重視タイプ、そして、20万円前後の補聴器は、最新の機能が搭載されたスタンダードタイプと言えます。

 

 ちなみに、通販などで売られている集音器と補聴器を例えるなら、補聴器を自動車とするならば、集音器はさしずめゴルフカートと言ったところではないでしょうか。

ゴルフカートは、基本的に免許は必要なく、大概はゴルフ場や特定の敷地内での使用となっています。

 集音器は医療機器ではないため、認可を受ける必要はありません。そして、その性質上、室内などの静かな場所での使用に限定されることがほとんどです。

まとめ

 いかがでしょう、少しイメージしやすくなったのではないでしょうか?補聴器は、上記の違いの他に、専門の技能者による「調整」という要素も加わってきます。補聴器の購入を検討される際は、認定補聴器技能者などの専門家が在籍している専門店でいろいろ相談をするのが良いでしょう。

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