うるさい環境騒音の影響と対策方法

Last Updated on 2020年12月23日 by 補聴器専門店ミラックス

うるさい環境騒音の影響と対策方法

騒音とは?

 一般的に、騒音とは「無い方が良い音」のことを指します。その音を騒音と感じるかどうかは、聞いている人との関係で変わってきます。クラシック音楽だって聞く人によっては「騒音」になる可能性だってあるのです。

 とはいうものの、音が大きくなるにつれて騒音と感じることは確かです。人は0dBから140dBくらいまでの音を感じることが可能と言われています。実際に0dBや140dBの音を日常で感じることはまずないですが、人の声の大きさを分けてみると、40dBがささやき声、60dBが普通の会話の声、90dBが怒鳴り声となります。ですから少なくとも90dB以上は騒音と言っても問題はないのではないでしょうか。

 ちなみに、騒音暴露の時間が長く続くほど難聴になるリスクが高まります。工場などの騒音環境下では、85dB以上は耳栓やイヤーマフの装用、90dB以上の環境では防音保護具の装用が定められています。

耳栓の詳しいことはコチラ

騒音レベルと具体例

騒音の大きさ人の声具体例
120dB-飛行機のエンジン近く
110dB-自動車のクラクション(前方2m)
100dBプロの歌手地下鉄構内
90dB怒鳴り声カラオケルーム
80dBかなりの大声パチンコ店内
70dB大きめの声電話のベル音(1m)
60dB普通の声百貨店店内
50dB小さめの声静かな事務所内
40dBささやき声図書館内

騒音の影響と対策方法

A.生理的影響

A-1.聴力障害

影響:騒音による聴力障害は、暴露時間にもよるが、強大音に晒された結果、有毛細胞が損傷する音響外傷性難聴があります。

A-2.睡眠障害

影響:騒音による影響は大きく、深刻化することもある。

対策方法:耳栓やイヤーマフを使用する。ライブハウスなどに行く場合もなるべく耳栓の使用をおすすめします。


B.心理的影響

影響:うるささ、やかましさといった感覚的な被害、アノイヤンス(迷惑感)は、航空機騒音や道路騒音、工事現場などで影響がみられる。

対策方法:騒音の発生源対策をする。二重サッシの設置や防音壁の設置など


C.活動妨害

C-1.作業妨害

影響:騒音による集中力低下。

対策方法:耳栓やイヤーマフの使用

C-2.聴取妨害

影響:騒音によって会話が聞き取りにくくなったり、テレビの音が聞こえにくくなる。

対策方法:一時的な場合が多い。


D.社会的影響

影響:騒音の大きさは不動産の価値に影響を及ぼす。

 

最後に

 音は空気の振動です。騒音で不快になることもあれば、音楽で気分が上がったり、緊急地震速報で危険を察知したり、いろいろな側面を持っています。状況に合わせて上手くコントロールしましょう。

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