デジタル補聴器の寿命は何年くらい?

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Last Updated on 2020年12月29日 by 補聴器専門店ミラックス

デジタル補聴器の寿命は何年くらい?

寿命の目安、耐用年数

 補聴器を購入するときに気になるのが、「補聴器の寿命って何年くらいなのか」ということです。補聴器は高額な物ですので、その寿命は知っておきたいところです。

 どんな製品にも寿命はありますが、使用環境や使用方法などの違いがあるので個別に寿命を定めることはできません。ですが、目安の年数は必要ですので、税務上の減価償却費の算定の基準となる「耐用年数」というものが一つの目安となります。もちろん目安ですので、早く故障することもあれば、長く使用することも出てきます。

 普通自動車の耐用年数は6年、軽自動車は4年、冷蔵庫は6年、カーテンは3年、パソコンは4年となっています。この期間が過ぎたからといって、積極的に買い替える人は少ないと思います。ですのであくまでも目安です。

 

補聴器は耐用期間

 補聴器は電子機器ですが、管理医療機器でもあります。管理医療機器には「耐用期間」というものがあります。

「耐用期間」とは、適正な使用環境と維持管理のもとに、適切な取り扱いで本来の用途に使用された場合、設計仕様書に記載された機能および性能を維持し、使用することができる標準的な使用期限を意味します。

 耐用年数とは意味合いが違いますが、こちらも目安です。期間が過ぎたら使用できなくなるわけではありませんが、期間が過ぎると、故障が起きやすくなる可能性がありますよ、というわけです。また、耐用期間が過ぎると修理やオーバーホールを行っても本来の目標数値を維持できなくなるので、寿命と言い換えることもできるのです。

 

補聴器の耐用期間は5年

 補聴器の耐用期間は5年です。

 たとえば、障害者総合支援法では、利用者は5年ごとに補聴器の申請を行うことができます。また、各補聴器メーカーの説明書にも耐用期間は5年と記載されています。

 

 

実際の寿命は?

 最近の補聴器は防水・防塵性能が向上しているため、汗などによる故障は以前と比べると非常に少なくなっています。それでも、使用状況の違いなどで故障は起こります。

精密機器である補聴器は、日々のメンテナンスがとても重要になってきます。定期的なメンテナンスを専門店にお願いするのが、長持ちの秘訣となります。

 では、実際の寿命はどのくらいなのでしょうか。

答えは、「たとえ故障していても修理できれば使用可能」ということです。交換部品が製造中止で修理が不可能な場合は別ですが、機械なので、故障箇所を修理できれば問題なく使用できます。実際にお客様の中には、10年以上大切に使用されているお客様もいらっしゃいます。

 

補聴器の修理可能期間は?

 ここで気になるのは、補聴器の修理可能期間です。

ほとんどのメーカーは、製造中止から5~6年ほどで修理不可としているところが多いです。つまり、たとえ製造中止になっても6年までは修理して使用することができるということです。

 

補聴器の買い替え時期

 中には、故障していなくても買い替えをされるお客様もいらっしゃいます。むしろ、故障してから買い替えるお客様の方が少ないかもしれません。

 補聴器は、テクノロジーの進歩とともにその性能が飛躍的に向上している製品です。一昔前には考えられなかったことも、簡単に実現可能となっています。多くのお客様は、聞こえのさらなる改善や快適性を求めて、最新の補聴器をお求めになります。

私の体感だと、4~5年くらいで買い替えを検討されるお客様が多いように思います。

 

まとめ

 補聴器は管理医療機器で、耐用期間は5年となっています。電子機器ですので、故障した場合は修理すればまた使用することが可能です。ただし、メーカーの修理期間が満了の場合は修理ができませんので、その場合は「寿命」と言ってもいいと思います。修理満了は製造中止から5~6年ほどに設定されていますので、万が一、故障をしたら専門店やメーカーに確認してみましょう。

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