聴力とイヤチップ(耳栓)の関係【ハウリング】

イヤモールド

シグニア補聴器の新しい既製耳あな型補聴器が新登場!

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Last Updated on 2021年8月20日 by 補聴器専門店ミラックス

 耳掛け型補聴器の耳栓は、シリコンゴムの既製品とオーダーメイドのものと2種類あります。既製耳栓の場合、各メーカー、穴あきのタイプと穴なしのタイプをそれぞれ4~5サイズほど用意しています。

 人の耳の穴は、左右で大きさや形が異なっていることも珍しくありません。また、左右で聴力が異なる場合もあるので、左右一緒の耳栓にならない場合もあります。

 では、耳栓はどのような基準で選べばよいのでしょうか。補聴器ユーザーがご自身で耳栓を選ぶことは原則ありませんが、詳しく解説していきます。

耳栓クリックスリーブ6種

耳栓を選ぶ基準

 

聴力

 聴力によって穴あきか穴なし、オーダーメイドかを決めます。

低域の聴力が低下している場合は穴なし、もしくはオーダーメイドの耳栓がおすすめです。高域を中心に低下している場合は、穴あきの耳栓から使用し、必要であれば穴なしに変更すると良いでしょう。

 

サイズや形

 耳の穴の大きさに合わせて選びます。また、耳の穴の形、外耳道の向きなども考慮して選びます。

ピッタリ目のサイズは、音の伝わる効率が良くなる反面、自分の声がこもって聞こえ、違和感を感じることがあります。

小さめのサイズを選択すると装用感は良くなりますが、耳栓が動きやすくなったり、ハウリングが起こりやすくなります。

大きめだと装用感が悪くなり、脱落の心配も出てきます。

 

タイプ

 オーダーメイドやシリコンゴムの穴あり、穴なし既製タイプがあります。

オーダーメイドの耳栓は、耳型を採取して作成するので、耳の形に合わせて作成されます。脱落の心配が少なく、音の伝わり方も良いです。ただし、耳の穴を塞ぐので慣れていないと違和感を感じることがあります。

シリコンゴムの耳栓は、穴が開いているタイプと穴が開いていないタイプがあり、穴が開いている方が装用感は良くなります。ただし、聴力によっては、ハウリングが起きやすくなるため向かない場合もあります。

 

耳栓の役割

 補聴器における耳栓の役割は、単に耳からの脱落を防ぐためだけではありません。それは、ハウリング防止と補聴効果の最大化です。

 補聴器から出力される音は、ユーザーが必要としている周波数帯を中心に増幅しています。増幅された音が高音域中心の場合、常にハウリングのリスクが付きまといます。ピーピーと鳴ってしまうハウリングは、聞こえを妨げるだけではなく、周囲にも聞こえてしまうのでとても厄介です。

 

ハウリングとは?

ミラ夫とハウリング

 ハウリングとは、補聴器から出ている音の一部の周波数を繰り返し拾い、増幅を繰り返してしまう現象です。(フィードバック現象)特に2kHz~4kHzの周波数帯で起こりやすいため、その周波数帯周辺の聴力が低下している場合は特に注意が必要です。

 最新デジタル補聴器のハウリング抑制機能はとても優れているので、耳栓が合っていればハウリングリスクは低いですが、合っていないと起きる確率は非常に高くなります。

 そして、合っていない耳栓でハウリング抑制機能を働かせると、聴力に対して必要な増幅ができないため、補聴器の効果を十分に得られない可能性が高いのです。

 

補聴器経験と耳栓の選択

 耳栓の選択は、ユーザーの補聴器経験年数によっても変わってきます。はじめて補聴器を使用する方と10年以上補聴器を使用している方では、音に対しての脳の反応も違います。補聴器経験が豊富なほどオーダーメイドの耳栓のようにピッタリ目の耳栓が好まれます。

耳の穴を塞ぐと音の伝わり方が良く、しっかりと聞き取ることができるので、補聴器に慣れている方ほど穴ありや隙間が多い耳栓は物足りなく感じてしまうのです。

 

耳栓の交換

 はじめて補聴器を使用してからある程度の年数が経過している場合、音の調整も必要ですが、耳栓を選び直すことで音の伝わり方が変わり、補聴器の効果をより実感できる可能性があります。

もし、はじめての補聴器購入から、しばらく耳栓を交換してないようであれば、専門家に一度相談してみると良いかもしれません。

 

まとめ

 聴力や耳の穴の形、補聴器の経験年数などによって選択すべき耳栓は変わってきますので、専門家に相談しましょう。また、装用感ばかりを求めてしまうとハウリングリスクが高まるため、十分な補聴効果が得られないケースも出てきますので、注意して選びましょう。


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