Last Updated on 2020年12月23日 by 補聴器専門店ミラックス
耳のかゆみの原因と対処法
「かゆみ」というのは我慢しようにもどうにも我慢できないものです。かゆみが引き起こされる詳しいメカニズムはまだわかっていません。
皮膚に存在する肥満細胞と呼ばれる細胞から分泌される「ヒスタミン」がかゆみを引き起こすことが知られています。
ヒスタミンは、痛みやかゆみを知覚する「知覚神経」に作用し、その刺激がかゆみとして脳に伝えられると同時に、その刺激は神経の末端にも伝えられ、神経ペプチドと呼ばれる神経伝達物質を放出させます。そして、この神経ペプチドは肥満細胞を刺激し、さらにヒスタミンを分泌させます。
かゆいから掻くと知覚神経を刺激し、神経ペプチドを放出させ、さらにかゆみ物質のヒスタミンの分泌を促してしまいます。そのため、どんどんかゆみが広がっていくという悪循環になって行くのです。
耳のかゆみの原因
外耳道炎
外耳道の皮膚の炎症で、かゆみや痛みが出る病気です。
耳掃除を頻繁にする人ほどなりやすく、掻けば掻くほど炎症はひどくなります。特に女性に多いようです。かゆみが長く続く場合は一度耳鼻咽喉科を受診してみましょう。
耳あかは毎日とる必要はなく、風呂上がりに、耳の穴の付近の水分を綿棒などで軽くふき取る程度にしておくと良いでしょう。
専用の薬
しつこいかゆみ・繰り返すかゆみには専用の治療薬を塗布しましょう。
ムヒER
効能:かゆみ・皮膚炎・しっしん・かぶれ・あせも・じんましん・虫刺され
・抗炎症成分「PVA」がかゆみのもととなる炎症をしっかり抑える。
・清涼感成分「メントール」がスッキリ爽やかにかゆみを鎮める。
・ノンエタノールで刺激が少なく、粘度のあるローションタイプなので耳の奥に垂れにくい、そして、綿棒での塗りやすさを追求した容器がうれしい。