難聴の自覚から補聴器の検討、そして購入までの道のり

購入までの道のり

 問題を認識することと解決することは同じではありません。

難聴を自覚し、耳鼻科の受診や専門家への相談など、補聴器の必要性を感じていても、いざ購入となると二の足を踏むケースは多いです。

理由はさまざまですが、医師に相談したところまだ必要ないと言われるケースや、周囲の補聴器に対する評価の低さから購入を躊躇するケースもあるでしょう。

 

 補聴器の調査報告「ジャパントラック2018」「ジャパントラック2022」によると、難聴を自覚してから実際に補聴器を購入するまでには数年経過しているとの報告がありました。

 

自覚から購入まで20182022
1年18%27%
2年23%25%
3年17%21%
4-6年29%7%
6年以上12%19%

 

 2018年の調査報告では、平均4〜6年経過した後に購入しているのに対し、2022年では平均2〜3年経過後に購入となっていました。

この5年間で購入までの時間が短くなっているようです。

短くなっている理由として思い当たる事は、ここ数年テレビなどのメディアで盛んに難聴によるさまざまな弊害や補聴器の有用性が取り上げられているためと推測されます。

 

不自由さの他に健康の要素が絡んでくると関心の度合いがぐっと増すのだと思います。

 

 難聴を自覚するということは、聞こえにくい場面が増え、聞き間違いが度々起こり、以前よりも生活がしにくくなっているということです。

 

ただ、難聴を自覚してもすぐに補聴器の購入に至らないのは、前述の通りいろいろな理由があると思いますが、一番は「まだなんとかなっているから様子を見る」ということでしょう。

 

もちろんその間は聞き返しや、大きな声での会話など周囲の助けを借りながら生活しているわけですが、その繰り返しが双方の負担となっていくにつれて「そろそろ補聴器を使用しようか」という流れになるのだと思います。

 

早期装用のすすめ

 難聴で補聴器の必要を感じたら早めに対処することが望ましいです。

なぜなら、健康面での懸念はもちろんですが、補聴器の取り扱いには慣れが必要だからです。

脱着や電池の出し入れ、メンテナンスなど自分でやらなければならないことも意外と多いです。電池交換は充電式を選択すれば解消できますが、着け外しは想像しているよりやりにくいです。これも慣れてしまえば特に問題ありませんが早く慣れておくに越したことはありません。

 

さいごに

 ジャパントラックによると自覚から1年以内に補聴器を購入した人の割合は2018年では18%だったのに対し、2022年は27%となっています。

当店のお客様も検討から購入までのスパンは短くなっており、補聴器装用の抵抗感よりも期待感が増えてきていると肌で感じています。

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