コロナで外耳道炎が増加傾向!イヤホンのせい?補聴器は大丈夫?

ミラ夫とミラ子の笑顔

 最近、補聴器メーカーが開催するセミナーは、ほとんどがオンライン開催となっています。少し前にもドクターが講演してくださったウェビナーが開催され、最新の耳科学研究やコロナ禍における難聴者のケアについて学ぶことが出来ました。

今回は、その中から気になったことを記事にしたいと思います。

 

テレワークが原因で外耳道炎が増加している

 コロナの影響でテレワークがメインとなった方は結構いるのではないでしょうか。その影響からか、外耳道炎など耳を痛めてしまうケースが多くなったそうです。ヘッドホンならそんなに心配はないと思いますが、イヤホンの場合は、耳の穴とイヤホンの相性が悪いと傷める原因となりかねません。また、長時間使用するものの、掃除はあまりしていないケースもあるようです。使用したイヤホンには耳あかが付きますのでふき取ることをおすすめします。耳あかはそのままにしておくと雑菌が繁殖しやすくなりますので、濡れティッシュなどでふき取りましょう。

 

補聴器は大丈夫?

 補聴器には耳掛け型と耳穴型がありますが、どちらも耳の穴の中に異物を挿入します。では、補聴器を長時間使用した場合、外耳道炎になることは多いのでしょうか?

 結論から申し上げると、その心配はほとんどありません。なぜなら、耳穴型補聴器の場合は、ユーザーの耳型を採取して、耳の形に合ったものを用意するので、耳の穴の中で引っ掛かりがあったり、きつすぎて痛くなったりすることはないからです。仮にきつい場合は作り直しをします。

 また、耳掛け型補聴器の場合は、イヤホンと同じように既製の耳栓を装着しますが、使用されているシリコンゴムはサイズが豊富にあり、耳の穴に合いやすいようにデザインされ、工夫されています。仮に既製の耳栓が合わなかった場合でも、耳穴型補聴器と同じように耳型を採取してオーダーメイドの耳栓を作成することも可能となっています。

 

補聴器ユーザーは掃除をしている

 補聴器は基本的に一日中つけっぱなしです。なので、耳あかは付きやすくなります。補聴器ユーザーのほとんどが、拭き掃除やブラッシング、乾燥など補聴器のメンテナンスをご自身でやられています。それに加えて、定期的なクリーニングを専門店に依頼している方も多いです。補聴器は精密機器なので、メンテナンスは必須です。そんなことからも補聴器をして耳を痛めてしまう要因は必然的に少なくなっているのではないでしょうか。

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