子供用補聴器の割引や助成制度

補聴器をしている男の子
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Last Updated on 2020年12月23日 by 補聴器専門店ミラックス

子供用補聴器の割引や助成制度

 この世に生まれたときから赤ちゃんはさまざまな音に触れ、徐々にその意味を理解していく。そのスピードは速く、生後わずか数年で話し始めます。乳幼児期や学齢期は、言語の習得やコミュニケーション能力の取得にたいへん重要な時期です。

幼い子供が話し言葉や読み書きの能力を身につけるには、4500万語・20000時間の聞き取りができる環境が必要だと言われています。

子供が言葉を習得する過程は、単純な物音の気づきから複雑な言葉の理解、会話の理解まで、少しづつ高次元に進んでいきます。その過程で、聴覚からの話し言葉の情報が不十分であれば言語の習得が妨げられることになります。また、コミュニケーションの観点からもその影響は大きくなります。

軽度・中等度難聴児支援:自治体の取り組み

 通常、福祉の対象となる難聴は高度難聴以上となっており、かなり基準が厳しくなっています。しかし、18歳未満の子供に関しては、補聴器の装用により言語の習得や生活能力、コミュニケーション能力等の向上を促進するため、補聴器の購入費用の一部を助成し、難聴児の健全な発達を支援する助成制度が各自治体ごとにあります。

高度難聴は70dB以上ですが、中等度難聴児支援事業では、障がい者手帳を持っていない、軽・中等度難聴児が対象になっています。

お住いの市区町村によって対象者の条件は異なりますが、大体内容は似ていて、軽度難聴(25dB~)以上で、医師が補聴器の装用を認めていれば助成を受けることが可能です。ぜひ障がい福祉課に相談してみてください。

子供補聴器:メーカーの取り組み

 各メーカー、子供割引を設定しています。内容は様々ですが、通常のカタログ価格よりも15%~20%割引で購入できるように設定されています。

フォナックとGNリサウンドは子供用補聴器のラインナップがあります。特にフォナック補聴器は、小児に特化した聴覚と補聴器の研究・開発チームがあり、補聴器のほかにも、「ロジャー」などが多くの教育現場で使用されています。

メーカーごとの割引率などをまとめましたので参考にしてください。

メーカーフォナックGNリサウンドシグニア
対象年齢18歳未満、ただし学生に限り年齢制限なし乳幼児、学生聾学校・難聴学級に通う児童・学生
対象機種補聴器全機種、ロジャー補聴器全機種、マルチマイク、マイクロマイク10万円以上の補聴器
必要書類学生証のコピー、学校、しせつなどの証明書類乳幼児から中学生は健康保険証などの書類、高校生以上は学生証のコピー学生証のコピー、またはメーカーが用意した就学証明書
割引率15%OFF20%OFF20%OFF
その他一部対象外あり一部対象外あり一部対象外あり
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