補聴器を使用するにあたって、心臓ペースメーカーやその他の医療機器に影響があるのか、心配に感じる方もいるかと思います。補聴器から発信される電磁波はとても微弱ですので、補聴器がペースメーカーに影響を及ぼすことはありません。補聴器も医療機器ですので、ペースメーカーなどの医療機器に影響が及ばないように製造されていますので、安心してご使用いただけます。
総務省から通知される『各種の電波利用機器から発射される電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針』では、下記のようになっています。
植込み型医療機器の装着者は、携帯電話端末の使用及び携行に当たっては、植込み型医療機器の装着部位から 15cm 程度以上離すこと。
耳掛け型や耳穴型の補聴器に関しては、問題ありませんが、上記指針を参考にするならば、ポケット型(箱型)補聴器を胸部付近で使用するのは避けた方が良いでしょう。
ポケット型補聴器
ちなみに、MRI検査(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)では、強い磁石と電磁波を使って体内の状態を断面像として描写する検査ですので、金属類の持込はできません。したがって、補聴器の持ち込みも禁止されています。