Last Updated on 2020年12月22日 by 補聴器専門店ミラックス
聞くボランティア【傾聴ボランティア】
耳を傾ける、寄り添う
高齢化が進む日本社会において、傾聴ボランティアというものがあるのをご存じでしょうか?
私は知りませんでした。その存在を知ったのは、一人のお客様Aさん(70代女性)からでした。Aさんは主に低域の聴力が低下していた難聴でした。低域が落ちていると、母音の聞き取りが曖昧になります。そのせいで日常会話の中で聞き間違いが多々あり、補聴器の装用をはじめました。何回か調整をしているうちに、Aさんがボランティア活動をしているという話になり、それが「傾聴ボランティア」というものだったのです。難聴の方が「聞く」ボランティアをされていることに興味を持ち、いろいろお話を伺いました。
傾聴ボランティアは介護施設などで高齢者を対象に活動しているボランティアで、講習を受けて地域のボランティアセンターや地域包括支援センターなどに登録をして活動をしています。Aさんは以前からさまざまなボランティア活動をされていたそうですが、年齢的なものもあり今は傾聴ボランティアをしているとのことでした。
認知症予防に
Aさんはご自身が難聴となり、聞き間違いや聞き逃しが多くなっていることに不安を感じていました。その頃、ちょうどテレビなどで難聴と認知症の関係が取りざたされていた頃でしたのでその不安な気持ちに拍車がかかっていました。そこで、当時(3年くらい前)私が勤務していたお店に補聴器の相談でご来店されました。Aさんはご自身のことをしっかりと考える方で、認知症の予防に補聴器をして終わりではなく、積極的に「聞く」環境を自ら作っていく方でした。Aさんのこの行動はとても理にかなっていて、認知症の予防に補聴器を装用した場合、鍵となるのは「コミュニケーション」です。補聴器を装用して、いろいろな方とコミュニケーションをとることによって認知症の予防になるのです。そのことを知識として持っていたAさんは、人のため、そして自分のために傾聴ボランティアの活動をされていたのです。
茅ヶ崎にもある傾聴ボランティア
茅ヶ崎では茅ヶ崎市民活動サポートセンター、通称「ちがさきサポセン」で活動している団体を知ることができます。興味のある方はサポセンホームページで確認してみてください。
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