補聴器の最先端テクノロジー【雑音抑制機能】

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最先端の雑音抑制機能

補聴器にはさまざまな機能があります。その機能の一つ一つがより良い聞こえを実現するために開発されてきました。その機能の一つに、雑音抑制というものがありますが、実は、雑音抑制機能だけでも6種類あります。

もちろんすべての機種に搭載されているわけではありません。価格帯によっては、搭載されていない雑音抑制機能もあります。

それら6種類の雑音抑制は、自然環境に存在する雑音と、補聴器を装用することによって発生する雑音とに分けることができます。

雑音とは、その人にとって必要のない音、関係のない音ですが、一口に雑音と言っても、それぞれ性質が違いますから、抑制するためのアプローチもそれぞれ異なります。

 

 

自然環境にある雑音は、「雑踏」「喧噪」「エアコンの送風音」「自動車の走行音」「趣味ではない音楽」「他人の会話」「風切り音」などなど、とにかく本人が必要でない音はその人にとってはすべて雑音になります。

一方、補聴器が作り出してしまう雑音には、「ハウリング」「エクスパンション」(内部雑音)「反響音」などがあります。これらは、補聴器が働くことによって増幅してしまっている音です。

これらの雑音が多ければ多いほど、聞き取りたい会話の聴取は難しくなります。

補聴器の最大の目的は会話の聞き取りですから、余分なものは出来るだけなくした方が聞き取りやすくなります。

 

アナログ補聴器とデジタル補聴器の違いについてはこちら

 

全自動補聴器

最新のデジタル補聴器は、最高で6種類の雑音抑制機能が自動で働き、最適な音を作り出します。

少し前までの補聴器はというと、ある程度機能は付いていましたが、手動で切り替える必要がありました。つまり、装用者自身が判断して補聴器を操作する必要があったのです。

コンピューターの優れているところは、あらかじめプログラムされていれば、適切に早く正確に作動してくれるところです。

最新のデジタル補聴器なら、常に変化する音環境に対して、補聴器装用者は何か特別な操作をする必要はありません。ただ着けているだけで良いのです。

ある補聴器メーカーの調査では、全自動切り替えと手動切り替えによる言葉の聞き取りやすさを比較した時、全自動の方が20%も聞き取りが改善したという報告があります。

これは、難聴者が自分で音環境を判断するよりも機械が判断した方がより適切に働くことを意味しています。

テクノロジーの進化で補聴器はどんどん使いやすくなっています。聞き返しや聞き間違えが多くなり、聞こえに不安を感じているのなら、雑音が少なく、全自動で処理してくれる最新のデジタル補聴器を試してみてはいかがでしょうか?

 

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