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スマホなどの電子機器を使用していると、ファームウェアのアップデート(更新)を知らせる通知を受け取ることがあると思います。ファームウェアとは、コンピュータを制御するためのソフトウェアです。更新することで、機能の改善、不具合の解消、新機能の追加などの恩恵を受けることができます。
デジタル補聴器も電子機器ですので、スマホやパソコンなどと同じように、マイクロチップが搭載されており、ソフトウェアで制御され、さまざまな音声処理が行われています。 ファームウェアのアップデートを行うことで、充電機能の効率改善や連携可能端末の追加、不具合の修正などが更新されます。パソコンのように定期的に更新されるわけではなく、機種によっては全く更新する必要がない場合もあります。
ちなみに、補聴器の場合もスマホなどと同じように、ファームウェアの更新に費用が掛かることはありません。
更新はお店で
補聴器のファームウェアの更新は、基本的に専門店で行われます。スマホ経由でユーザー自身でファームウェアの更新ができる場合もあるかもしれませんが、今のところ専門店で行うのが一般的です。
補聴器の調整は、専用のフィッティングソフトで行われますが、補聴器をそのフィッティングソフトに接続すると必要なアップデートの通知が表示されます。ほとんどの場合が、機能の改善、連携端末の追加なので、さして緊急性が高いわけではありません。しかし、まれに不具合の解消などもあります。
更新自体は5分程度で完了し、さほど時間はかかりませんので、補聴器の聞こえに問題がなくても、クリーニングなど、点検のついでにお店に確認してもらうと良いでしょう。