充電式耳あな型補聴器【2022年】

Last Updated on 2022年7月9日 by 補聴器専門店ミラックス

 補聴器のタイプは、主に耳掛け型と耳あな型に分けられます。その他にもポケット型やメガネ型、カチューシャ型などもありますが、あまり一般的ではなく使用している人はかなり少ないです。

 

 2010年代中盤まで補聴器の電源は、補聴器用空気電池がメインで、そのサイズによって使用可能時間が異なってきます。例えば、茶色のシールが貼られている「312」電池は、1個で1週間前後使用可能、オレンジのシールが貼られている「13」電池は10日前後使用可能、といった具合です。

 2020年代に入ると補聴器の電源はリチウムイオン電池が主流となり、充電式補聴器が多くのお客様に支持されるようになりました。

 

 充電式補聴器のラインナップは、耳掛け型がほとんどで、耳あな型は一部のメーカーしか製造販売していません。耳掛け型と比べて耳あな型は、充電池を含めた全ての部品を耳の穴周辺に配置する必要があるので開発するのが難しいようです。

シグニア補聴器の充電式耳あな型

 シグニア補聴器は充電式耳あな型を製造している数少ないメーカーの1つです。2種類の充電式耳あな型補聴器をラインナップしていて、1つは既製の耳栓を使用する「ワイヤレスイヤホン型」、もう一つは耳型を採取して作成する「オーダーメイド型」となります。

 

ワイヤレスイヤホン型「Active」

 「アクティブ」のクラスは「Active」と「Active Pro」の2種類でその見た目はワイヤレスイヤホンのようでとても補聴器には見えないのが特徴です。中身は「エクスペリエンス」シリーズとなっています。

Activeについて詳しくはこちら

 

エクスペリエンスシリーズについてはこちら

 

オーダーメイド「インシオAX」

 「インシオAX」はユーザーの耳型を採取して作成するオーダーメイドの補聴器です。従来の耳あな型補聴器に近い外観で、カラーは「ベージュ」と「ブラック」の2種類から選ぶことができ、3クラスがラインナップされています。

充電が非接触式なのでケースの穴に補聴器を入れるだけで充電ができます。

インシオAXについて詳しくはこちら

 

AXシリーズについてはこちら

 

充電式耳あな型の特長

アクティブ

アクティブのメリットは補聴器に見えないその外観と、耳型を採取しないで使用できる手軽さです。一方のデメリットは、既製の耳栓を使用するのでハウリングリスクが高くなることと、耳穴の向きによっては脱落しやすくなることです。

また、オープン価格なのでお店によって価格に差が出てくることも考えられます。

 

インシオAX

インシオAXのメリットは耳型を採取するので耳の穴にピッタリ合い、脱落しにくいことで、それに伴いハウリングリスクも軽減され、補聴器の効果を最大限引き出すことができます。デメリットは、2022年2月発売と新製品のため低価格帯がないことです。

 

まとめ

 シグニア補聴器の充電式耳あな型補聴器は、既製とオーダーメイドの2種類。それぞれに特徴がありますので、詳しくは専門家に相談すると良いでしょう。

(Visited 124 times, 1 visits today)