耳に異物が入った時の対処法

 耳の中に何かが入ってしまうと自分で見ることができないので、結構怖いですよね。私自身、過去に耳の穴からゴソゴソと聞こえてきて非常に気持ち悪い思いをしたことがあります。その時は、耳鼻科に行って耳の穴の中を見てもらったところ、鼓膜に耳あかが付着していることが原因だったので、除去してもらったら耳も気持ちもスッキリしました。

 

外耳道異物

 耳に異物が入ってしまっている状態を「外耳道異物」と言います。外耳道とは耳の穴の入り口から鼓膜にかけての部分を指します。外耳道は、個人差が大きいですが、直径約9mm、長さが約30mmほどです。入り口から1/3は軟骨部で、奥の2/3は骨部と言い、皮一枚で頭蓋骨に至ります。通常、耳かきなどで触れているのは軟骨部です。

 

耳鼻科を受診しましょう

 子供は予想外の行動をするものです。何でも耳に入れてしまうことだってあり得ます。また、虫などもひょんなことから耳に入ってしまうかもしれません。補聴器ユーザーの場合は、耳栓が耳の中に残ってしまうことだってあるかもしれません。

そんな時は、無理に掻き出すのではなく、耳鼻科で診てもらいましょう。耳鼻科には異物を取り除くための専用の器具がありますので、危険なく異物を取り除くことができます。

虫が入ってしまった場合は、虫が自分で出て行ってくれるように耳の穴を明かりに向けてみましょう。もしくは、オリーブオイルや水で殺してしまうのも良いでしょう。

 いずれにせよ、異物が入ったままだと炎症を起こしたり、痛みが出てしまうかもしれないので、早めに耳鼻科を受診しましょう。

 

綿棒で耳掃除

 耳掃除に綿棒を使用されている方も多いと思いますが、綿棒は耳あかや異物を耳の奥に押し込んでしまうため、あまりおすすめできません。

耳あかは基本的には自然と排出される仕組みなので、そのままでも問題ありません。もし、耳あかが溜まってしまったら、耳鼻科で除去してもらった方が確実です。

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