Last Updated on 2020年12月29日 by 補聴器専門店ミラックス
自分の聞こえをセルフチェック
テクノロジーが進歩したおかげで、さまざまなことが手軽に、しかも無料でできるようになりました。最近では、洋服を着たままの状態で採寸ができるスマホアプリなんかも話題になっています。
カメラやマイクが付いているスマホは、計測など調べることがとても得意です。長さを測るときはメジャーアプリが便利ですし、買えば数万円はする騒音計もスマホアプリなら無料です。スマホで写真を撮れば植物や魚の名前だってすぐにわかるのです。
聴力検査も例外ではありません。モスキート音を聞いて耳年齢を調べるものや、純音聴力検査のような本格的なものまですべて無料で行うことが可能です。もちろん正確に測るのであれば耳鼻咽喉科や専門店で測った方が良いですが、現状を知る程度であれば充分に機能します。そこで、今回は自分の聴力をセルフチェックできるサイトやアプリをご紹介いたします。
聴力チェックができるウェブサイト
補聴器メーカーが提供している聴力チェックサイトは、聞こえの状態を確認できるように設計されています。難しい数字などはほとんど出てきません。簡単な質問とイヤホンやヘッドホンによる測定で、現状を確認することができます。
シグニア補聴器
補聴器メーカーのウェブサイトです。メールなどの登録は一切不要で、かんたんな質問と左右の測定で聞こえの状態を確認することができます。測定は、イヤホンよりも耳全体を覆うヘッドホンを推奨します。
ワイデックス補聴器
補聴器メーカのウェブサイトです。簡単な質問と聞き取りの測定で聞こえの状態を確認することが可能です。ただし、聞き取りには英語の数字が使用されています。また、測定結果は、メールアドレスの入力が必要となっています。
GNリサウンド
補聴器メーカのウェブサイトです。簡単な質問と聞き取りの測定で聞こえの状態を確認することが可能です。主に雑音下での聞き取りを確認できます。また、測定結果は、メールアドレスの入力が必要となっています。
聴力測定ができるアプリ
アンドロイド端末、アップル端末それぞれにアプリがあります。パソコンよりも本格的な測定が可能となっています。スマホに付属しているイヤホンだと校正が必要ありません。測定結果が1000Hzを中心に40dBよりも大きい数字の場合は補聴器を検討しても良い値となります。また、平均聴力を求める場合は、(500Hz+1000Hz+1000Hz+2000Hz)÷4で平均聴力を知ることができます。こちらも40dB以上は、補聴器の検討をすると良いと思います。
※平均聴力40dB以上は日本やWHO(国際保健機構)など多くの国で補聴器適応の基準となっています。
アンドロイド端末「聴力検査」アプリ
純音聴力検査を行うことが可能です。周波数ごとの聴力を測定することが可能で、端末に付属しているイヤホンを使用する場合は特に校正(キャリブレーション)を必要としないが、別売りのイヤホンやヘッドホンの場合は、校正をした方が良い。
アップル端末「Mimi聴力検査」アプリ
アンドロイド端末のアプリと同じで、純音聴力検査を行うことが可能です。周波数ごとの聴力を測定することが可能で、端末に付属しているイヤホンを使用する場合は特に校正(キャリブレーション)を必要としないが、別売りのイヤホンやヘッドホンの場合は、校正をした方が良い。
アップル端末「耳年齢チェック」
補聴器メーカーGNリサウンドが提供しているアプリです。モスキート音という高い周波数を聞き取ることで、耳年齢を知ることが可能です。
気になる方はセルフチェックをしてみると良いでしょう。そして聴力の低下を確認したら耳鼻咽喉科や補聴器専門店に相談をしてみましょう。