3メーカー最新モデルの補聴器をチャンネル数で比較!その価格差は?

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Last Updated on 2024年4月13日 by 補聴器専門店ミラックス

はじめに

 補聴器のクラスを比べる上で、一番わかりやすい機能に「チャンネル数」というものがあります。これは、「バンド数」とも呼ばれているもので、デジタル補聴器には必ずあります。マルチチャンネル、マルチバンドとも呼びますが、ほとんどのメーカーや専門家は同じ意味で使用していると思います。

そのほかに「ハンドル数」というものもあります。これは補聴器を調整する際に呼ばれているものでチャンネル数と同じことが多いです。

 ただし、メーカーによっては区別しているところもあります。

名前は違えど基本的には同じ

 個人的には入力音に対して周波数ごとに分割しているものをチャンネル数、出力する際の利得調整が可能なハンドル数をバンド数と捉えていますが、基本的には同じ意味で使用することがほとんどです。

 

 シグニア補聴器ではチャンネル数とハンドル数を区別していて、チャンネル数の方が値が大きいです。フォナック補聴器とGNリサウンド補聴器は区別していません。また、フォナックは、マイク指向性機能(ウルトラズーム)においてのチャンネル数が別に存在します。

 

多チャンネルほど自然な聞こえ

 チャンネル数が多いとそれだけ自然な聞こえとなり、調整時もより細かく調整することが可能となります。特に隣同士の周波数帯で聴力に差がある場合は多チャンネルの補聴器が効果的に働いてくれます。

 補聴器のクラスを選ぶうえで、チャンネル数がすべてではないですが、全メーカー共通の機能なので比較がしやすいです。ある程度チャンネル数の目安が付いたらその他のメーカー独自機能に目を向けてみると良いと思います。

 

チャンネル数(ハンドル数)で比較

 ミラックスで取り扱いのあるシグニア、フォナック、GNリサウンドの最新モデルをチャンネル数で比較してみました。なお、シグニアはチャンネル数とハンドル数を区別しているので、利得調整時のハンドル数に置き換えています。

 

両耳、充電式RICタイプ、蓄電機能付き充電器で価格を比較

 

シグニア IXシリーズ、AXシリーズ

クラスチャンネル数(ハンドル数)両耳/充電器込み価格チャンネル数(カタログ値)
7IX20ch¥1,224,00048ch
5IX18ch¥844,00036ch
3IX16ch¥574,00032ch
5AX16ch¥824,00032ch
3AX12ch¥564,00024ch
2AX8ch¥464,00016ch
1AX8ch¥364,00016ch

フォナック ルミティシリーズ

クラスチャンネル数(ハンドル数)両耳/充電器込み価格マイク指向性
L9020ch¥1,367,90033ch
L7020ch¥1,007,90012ch
L5016ch¥747,9006ch
L3012ch¥537,9001ch

GNリサウンド ネクシアシリーズ

クラスバンド数(ハンドル数)両耳/充電器込み価格
NX917ch¥1,203,000
NX714ch¥913,000
NX512ch¥593,000
NX412ch¥413,000

価格順

テーブル名称をクリックすることで並び替えすることが可能です。

クラスメーカーバンド数(ハンドル数)両耳/充電器込み価格
L90フォナック20ch¥1,367,900
7IXシグニア20ch¥1,224,000
NX9GNリサウンド17ch¥1,203,000
L70フォナック20ch¥1,007,900
NX7GNリサウンド14ch¥913,000
5IXシグニア18ch¥844,000
5AXシグニア16ch¥824,000
L50フォナック16ch¥747,900
NX5GNリサウンド12ch¥593,000
3IXシグニア16ch¥574,000
3AXシグニア12ch¥564,000
L30フォナック12ch¥537,900
2AXシグニア8ch¥464,000
NX4GNリサウンド12ch¥413,000
1AXシグニア8ch¥364,000

さいごに

 あくまでチャンネル数(ハンドル数)のみの比較です。突発音抑制や風雑音抑制機能の有無などその他の機能については触れていないのでご了承くださいませ。

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