実耳測定では、ユーザーの裸耳利得データを測定することからスタートします。
続いて、ユーザーの聴力に対して、適切な目標利得に調整をしていきます。その際に手動で合わせていく方法と自動で合わせる方法があります。
手動の場合は、補聴器から出力されている音をモニタリングし、技能者がターゲットに近づけていき音を作ります。
一方の自動の場合は、補聴器から出力された音をソフトウェアがターゲットに合うように自動で設定をし音を作ります。
※実耳測定の手順や裸耳利得についてはこちらをご覧ください。
目標利得を自動算出
ミラックスでは、シグニア補聴器、フォナック補聴器、GNリサウンド補聴器でお客様の目標利得を自動算出することが可能です。
この機能は互換性のある実耳測定器がないと選択・実行することが出来ません。
シグニアは「AutoFit」、フォナックは「Target Match2.0」、GNリサウンドは「オートREM」というオプション機能となります。
この機能を使用することで短時間で正確な補聴器調整が可能となります。
◆お客様は、スピーカーから出力されている測定音を聞いているだけでよく、応答ボタンを押すなどのアクションを起こす必要はありません。
また当店では、自動算出された値を、音声信号によるスピーチマッピングによってさらに微調整いたします。
手動での実耳測定と比べるととても短時間で調整を終えることが出来ますので、お客様の負担も軽減されます。
オリジナル処方式も選択可能
最新のデータを元に、メーカー独自に研究開発された処方式(NAL-NL2がベース)を選択できるのもメリットのひとつです。
最新のデジタル補聴器に搭載されている機能を最大限発揮させるためには、正確な利得調整が不可欠です。
スピーチマッピング
◇ミラックスでは、実耳測定によって自動算出された利得を、音声による測定「スピーチマッピング」で微調整することで、お客様一人一人に合わせた補聴器をご提供いたします。
シグニア「AutoFit」画面
フォナック「TargetMatch 2.0」画面
リサウンド「オートREM」
スピーチマッピング画面
メリットのまとめ
- 短時間での測定
- 正確な利得調整
- 測定音を聞くだけの客観的評価
- メーカーオリジナル処方式を選択
- スピーチマッピングによる微調整
- シグニア補聴器・フォナック補聴器・GNリサウンド補聴器に対応